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PC好きによるPC好きのためのFBページで、PCを「一緒に作る」コンテンツが大盛況!|アンケートでコメント1,000件の秘密とは?|株式会社マウスコンピューター



みなさまはどんなPCをお使いですか?デスクトップ型?ノート型?タブレット型?もし可能なら、デザインも、色も、スペックも、重さも、自分の用途や趣味に合ったPCが欲しいですよね。

そんなお客様のニーズに応えてくれるのが、マウスコンピューターさん。日本でのBTO(Build to Order / 受注生産販売)パソコンメーカーの先がけで、今年創業20周年の老舗です。デザインの好みや用途など、お客様一人ひとりのお好みに合わせて注文を受け付け、そのお客様だけのPCを提供しています。

今回はそんなマウスコンピューターさんのFBページについてお話を伺ってきました。PC好き、PCにこだわりを持ったお客様との交流を、どのように行っているのでしょうか?

FBの立ち上げから運営まで一手に引き受ける畦田さん。ほかに、マーケティングや商品企画も兼任されています。

FBは、ECで説明しきれないことを説明し、
ファンと密にコミュニケーションする場所

 

さっそくですが、FB立ち上げのきっかけを教えてください。

マウスコンピューターのお客様はPCリテラシーの高い方が多いので、創業当時からPC向け専門誌等やメディアに広告を掲載していたんです。でもちょうどFBを立ち上げる頃から、新しいお客様向けの広告として新聞やYahoo!などのマスメディアに掲載をはじめました。

PCに詳しい既存のお客様は、たとえばPCの安さの理由についても商品内容を見て理解していただけるのですが、一般のお客様の場合は「PCが39,800円!」なんて広告を見ても、「なんでそんなに安いの?」と不安に思われるかもしれません。ですから、ECサイトで説明しきれない部分、マウスコンピューターとはどんな会社なのかや商品が安い理由などを、FBで発信してみようと思ったのです。そうすることで、「安くても安心なんだ」と分かっていただけるのではないかと考えました。

ECは売るためのサイトで、ある程度分かっていらっしゃる方々が直接来てくださるサイトですが、FBは製品についての詳しい説明や企業としての活動など、より人が見えるコンテンツとして活用しようと思いました。

「立ち上げは2011年3月。その直前に震災でソーシャルが注目されたことが大きなきっかけとなっています。社会的に盛り上がり始めた時期でもあり、弊社でも開設に至りました」(畦田さん)

 

なるほど、FBはECサイトで説明しきれない部分を説明する立ち位置なのですね。

FBの位置付けとしては、もうひとつあります。元々ソーシャルとしては、ツイッターで販売促進を目的とした情報発信をしていましたが、一方でFBは販売目的ではない立ち位置として設定したのです。お客様にPCについての説明をすると同時に、お客様とのコミュニケーションを目指す場としました。

そして、いざPCを買うときには、潜在意識の中にマウスコンピューターがあるようにしたいと。マウスコンピューターの製品が候補にあがることが大事です。量販店で購入する以外に、Webで自分の好きなPCを見つけ、さらにカスタマイズして買うという選択肢があることを知ってもらうためのツールだと思っています。

日本ではじめてウルトラブックで1kgを切ったのはマウスコンピューターの製品!フルカーボンなので量産が難しいとのこと。「『別に無理して1kg切らなくてもいいんじゃない?』と思うお客様もいらっしゃると思いますが(笑)でもそういうことにこだわって製品を出していきたいと思っています」(畦田さん)筆者も実際このウルトラブックを持ってみましたが、本当に軽い!

投稿はあくまでもPC一色!
「ユーザー参加型企画」で、ファンと一緒に製品を作る

 

ファンの属性を教えてください。

FBページの男女比は7:3です。自社サイトの割合は8~9割が男性ですが、プレゼントキャンペーンの影響もあり、FBは女性の割合が多くなっています。ちなみに、FB内で実施したアンケートでは、約20%の方々がマウスコンピューター製品を使用したことがあり、購入を検討したことがある方々を加えると約50%という結果となっています。

基本的に既存ユーザーはPCリテラシーの高い方が多く、何台もPCを持っている方も多いですね。元々、自分の欲しいPCがメーカーで作られていないために自作していたという方が、秋葉原でパーツを買って作るよりもマウスコンピューターで買ったほうが安いという理由でご購入いただくケースも多いです。世界で1つの自分だけのこだわりのPCを、マウスコンピューターで買えるならと思ってファンになっていただいています。

弊社の製品はいわゆる一般ウケしない商品もありますが、より尖った製品も多いので通常売っているものでは満足できないユーザーさんや、普通と逸脱したものが好きなユーザーさんは、付いてきてくださるのでありがたいです。

 

コンテンツはどのように決めていらっしゃいますか?

投稿内容はひとりで決めています。製品企画も兼務しているので、近々発表予定の製品コンセプト等を考慮したり、ECで力を入れている商品の紹介をFBに掲載したりと、全体を見ながらFBの投稿を自分で決められるので、スピードは早いですね。

特に力を入れて投稿しているコンテンツとしては「ユーザー参加型企画」で、最近はアンケートを多く実施しています。「モバイルだったら光学ドライブはいる?いらない?」「タブレットはAndroid派?Windows派?」などを伺うと、多くのファンの方々に答えていただけるんです。

たとえば現在、以前弊社の代表的な製品の一つだったCUBE型のPCを復活させようととしているのですが、先日はそれに合わせて「もしCUBE型のPCを復活させるとしたらどんなものがほしい?」と聞いたところ、様々な意見や要望と共に65件のコメントを寄せていただきました。

ファンの方々にも「マウスコンピューターの製品企画に参加している」ように感じていただけて、自分の意見が実際に製品化に反映されているという点で、楽しんで参加していただけていると思います。FBは、製品化するにあたって貴重な意見を聞ける場所です。

CUBE型PCが復活!?これはオシャレですね♪

 

投稿を拝見させていただいていますが、PCについての投稿一色ですよね!

各社さんの投稿で、美しい風景の写真などを掲載されていることがありますが、弊社はそういう投稿はしていません。基本的にPCに関連する内容しか投稿していないんです。パソコンメーカーですので、風景画像などよりもPCの中身を見せるほうが反応がいいんです。ただ、たまに、長野県にある工場付近の様子として「こんなに雪が積もっています!」なんて投稿したりはしますね。「一方で沖縄コールセンターはこんな常夏です!」なんて(笑)

ですから、プレゼントキャンペーン等で一度ファンになってくださった方でも、PC一辺倒の投稿に興味を持っていただけない場合もあると思います。でも弊社としては、少しでも弊社のPCに興味を持っていただけたら嬉しいなと思っています。

キャンペーン賞品は必ず自社商品で!
心がけてるのはコアなファンも新規のファンも楽しめるコンテンツ

 

どんな投稿が人気でしたか?

やっぱりアンケートが人気ですね。ファン参加型のコンテンツはとても盛り上がります。

1番人気だったのは昨年夏の「カラーバリエーション」のアンケートです。「今度製品化するPC、どんなカラーが欲しいですか?」と選択式でお聞きしたのですが、コメントが1,000近く、「いいね!」は800以上つきました。コメントが「いいね!」を上回っていて、しかもインセンティブのないアンケートでこんなにコメントがつくなんて、私も驚きました(笑)

このアンケートのあとは「選択肢になかった色で欲しい色はありますか?」とお聞きし、コメントに書いていただいた上位4色の中でさらにアンケートを実施したりしました。現在、計4回のアンケートで人気のあった9色で投票によるキャンペーンを実施していて、投票の多かった色を実際に製品化する予定です。

【左】大盛況だったカラバリアンケート☆【右】現在も4/8-5/13でカラバリ企画実施中! 「そのほかのアンケートでも、『こういうカスタマイズオプションを追加してほしい』『こういうパーツを合わせたい』『このスペックでこの価格で出してほしい』等のリクエストをいただきます。『回転数の高いハードディスクを入れて欲しい』なんてコアなファンしか分からないような言い回しのことも(笑)もちろん、いただいた意見で弊社がすぐに対応可能な場合は即日対応しています』(畦田さん)

※5/13まで実施中のカラーバリエーション企画はこちらから!

 

キャンペーンは定期的に実施されていらっしゃいますね

はい。常にキャンペーンは行っています。弊社の場合は「PCに興味のある方」にファンになっていただきたいので必ず自社製品をインセンティブにしています。

ファンになっていただきたいターゲットを決め、その後、そのターゲットに合わせた自社製品を賞品として設定する形です。キャンペーンは「続けることに意味がある」と思っていますが、単に懸賞ばかりではなく、アンケートや投票などを実施することで、今後のマーケティングや製品企画に役立てようという考えもあります。

 

投稿で心がけていることはありますか?

特に心がけているのは2つです。

・まず「売りに走らないこと」。宣伝的なものはファンの方々に響きません。「こんな製品出します!」等のこちら本位の投稿ではなく、「何がユーザーさんに喜ばれるのか」を常に考えて投稿しています。やはり「一緒に作り上げていく」という形態が特に弊社のユーザーさんには喜んでいただけています。

・もうひとつ、初心者の方にも共感していただけたり楽しんでいただくことができて、既存ユーザー様にも「うむ」と思ってもらえる内容を考えることですね。あまりにも初心者寄りの情報ですと既存ユーザーにとってはつまらないですし、逆に既存ユーザー寄りだと初心者は何のことか分からなくなってしまう。どちらの軸からも楽しんでもらえるような内容を作るのはとても難しいですが、より説明が必要な製品を出したときにも初心者にも分かりやすい言い回しに変えるなどの工夫しています。

投稿は1日1投稿。マーケティングや商品企画を兼務しているので内容決定のスピードが早く、小回りが利くとのこと。「カッコよく言えば、“答えを持ってるからすぐ行動できる”のだと思います(笑)けど本当に投稿奥が深くて日々勉強です。ファン数はあまり問題ではなく、エンゲージメント率を高めたいですね。ファンとのコミュニケーションを高めていきたいと思っています」(畦田さん)

新規のファンを増やすより
ずっとマウスコンピューターを応援してくださっているファンに還元したい

 

今後、FBをどのように展開される予定ですか?

今後は、プレゼントキャンペーン等で幅広い方々に認知していただきながら、その中でよりPC好きな方々と深い関係を構築するコミュニティの場としていくのが理想です。既存ユーザー様も、新しいお客様も、それぞれが楽しんでいただけるような【PC好きのコミュニティ】を確立できたらとても嬉しいと思っています。

新たなファンを増やすことも大事ですが、PCが好きでずっとマウスコンピューターのファンでいてくださっている既存ファンの方々にも還元したいと思っています。やはりずっと応援してくださっているファンの方々は大事ですし、その方々に喜んでもらえるようなキャンペーンをやりたいですね。ファン歴が長い人のほうが得をするキャンペーン等、どういう仕組みにするかは現在考え中です。

ゆくゆくはファンの方々同士で交流していただけるようなコミュニティにしたいとも思っています。ファンの方々が自ら弊社のFBページに投稿してくれるような雰囲気になったらとても嬉しいです。

深い話をありがとうございました!

取材を終えて

今回の取材で一貫して感じたのは、マウスコンピューターさんの「ぶれない」運営方針でした。「PC好きの方々のための情報発信」という軸をぶらさず、ファンを獲得するための八方美人にもならず、PC好きのためのコミュニティを作りたいという思いを貫く方針に、とても感銘を受けました。PC好きにはたまらなく魅力的なFBページですね!

ターゲットを明確にし、運営方針を明確にしたFBページだからこそ、ファンも安心して付いていくことができるのかもしれません。そして何より畦田さんご自身がPC好きだからこそ、同じPC好きの方々が集まってくれるのだと思います。(畦田さんはなんと小学生時代に「ファミリーベーシック」でゲームを作っていたというから驚き!その後、20歳までPCを触らなかったとのことですが、入社してからPC魂が復活)

ファンの声を反映したPC作り等、これからも楽しみにしています!

Facebook ケーススタディでは、「FBページ作ったんだけど、どうも盛り上がらない。どうしたらいい?」などのお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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