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商品のユーザーを有名人にしてクチコミを喚起する インフォグラフィックによるクチコミ要素図の分析(第7回)

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有名人がある商品を、自分の意志で使用することを決めたとなれば、その正直さと信用は生活者にとって重要な意味を持ってきます。

商品をいったん熱心に使い始めたら、有名人がそれを自ら選択したというだけで、テレビCMのような“広告”ではなく、生活者に“クチコミ”をしているも同然なのです。高額な契約金を払って宣伝してもらうよりも、自ら宣伝する・・・この行動が生活者の信用を生み出し、そしてクチコミを生みます。

今回は“有名人がからんだ商品・サービスのクチコミ”の特徴を理解し、それに関するクチコミを引き起こすための方法についてインフォグラフィックを使って考察します。

序章:クチコミ要素図の詳細についてはこちらから

有名人、あるいはそれに準ずる人を活用したクチコミ

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要素図中のクチコミの内容を見てみると、送り手と受け手共に、有名人が使ったことのある商品、あるいは有名人が愛用している商品のクチコミが印象に残る傾向があります。

「人形にレディガガがキスをしている写真」「林真理子がブログで使っている化粧品」「辰巳琢郎が好きなワイン」などの内容がそれにあたります。生活者はどちらかというと、テレビなどで有名人に商品を紹介してもらっている様子よりも、有名人が自ら商品を使っている様子についてクチコミをしているようです。

このようなクチコミを起こしたい場合は、その有名人が好きな商品(あるいは好きそうな商品を予測し)、何らかの形でその商品を提供できるチャンスを狙うのが良いと言えます。

テレビで商品を紹介してもらうということではないため、わざわざ派手なコマーシャル契約を結ぶ必要はありません。コストをかけずに有名人に近づき、商品を提供し、使用してもらう・・・決して簡単とは言えませんが、高額な契約金を払うよりもずっと効率的・効果的なプロモーションになるでしょう。

また、クチコミの要素図を改めて見てみると、バラエティやドラマに出ているような有名人でなくとも、有名人に準ずる人が使ったことのある商品、あるいは愛用している商品についてもクチコミが起こることがわかります。

「ヘルメットがその業界では有名な人が手掛けた」「有名ブロガーが使っていたコスメ」などの内容がそれにあたります。

有名人によるクチコミを活用したいが、そんなコネはない・・・そのような場合は、ヘルメットの生みの親のデザイナーや、有名人のように有名なブロガーに声をかけてみるのも良いと言えます。場合によっては有名人本人に負けないくらいの効果を発揮するかもしれません。

有名人クチコミでネガティブな感情を排除する

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感情散布図を見てみると、送り手と受け手共にクチコミをする(される)ときには、第4回に紹介した何らかの秘密が隠されている商品のクチコミの感情散布図と同様に、大半が“好奇心”という感情だけで占められることがわかります。

しかし同時に、“秘密”の話題は嫌悪、不満、怒りなどのネガティブな感情が多少混じりますが、“有名人”の話題はそれらがなく、親しみ、憧れなどのポジティブな感情が混じります。

生活者の好奇心を喚起し、クチコミ時にネガティブな感情はできるだけ排除したい場合はこの手の話題を提供することが有効と言えるでしょう。

クチコミの内容は女性受けがいいものを

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クチコミのターゲットを見てみると、送り手は配偶者・恋人の次に“女性の友人・知人”にクチコミをする傾向があります。その比率は26%とこれまで紹介してきたクチコミのターゲットの女性比率よりも高くなっています。

さらに、“女性の友人・知人”の次に多いのが“自分の母親”となっており、送り手は有名人に関するクチコミを、女性にする傾向があることがわかります。

このようなことから有名人に関する話題を生活者に提供するときは、その内容は女性受けが良いものが望ましいでしょう。

あの女優はどんな服を着ているのだろう?あのミュージシャンはどんな化粧品を使っているのだろう?女性の生活者の注目をあっという間に集めてしまう有名人の話題を考察するのが重要です。

 

以上が今回のクチコミ要素図の分析になります。

次回は本シリーズラストの記事“マスコミの話題に便乗した商品・サービス・出来事のクチコミ”についてご紹介します。

  • ●記事内データの出所
  •  -myアンケート(ドゥ・ハウス)調べ
  •  -調査期間:2014年02月17日(月) ~ 2014年02月19日(水)
  •  -対象者属性:男女/20~69歳/全国
  •  -サンプル数
  •   ・クチコミの送り手:2,551サンプル
  •   ・クチコミの受け手:2,310サンプル
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About The Author

岩田 遼|株式会社ドゥ・ハウス 店頭プロモーション事業部

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