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あえて商品に“タブー”を用いてクチコミを喚起する インフォグラフィックによるクチコミ要素図の分析(第2回)

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あなたが本当に仲の良い友人たちと飲みに行くことがあれば、1時間待ってみるといいでしょう。じきに誰かがゴシップネタを話し始めるかもしれません。

それはなぜか。話してはいけないこと、タブーだからです。ゴシップネタはタブーですが、ときどき私達はそれを無性に話したくなります。

今回はそんな“タブーに触れている商品・サービス・出来事”のクチコミの特徴を理解し、クチコミを引き起こす方法(あるいはそんなクチコミを防ぐ方法)について考察していきます。

序章:クチコミ要素図の詳細についてはこちらから

自身の商品特徴を踏まえた上で“タブー”を用いるかを考える

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要素図中のクチコミの内容を見てみると、送り手と受け手は社会・業界の常識をネガティブに破ったクチコミをする(クチコミが印象に残る)傾向があることがわかります。

「写真とは全然違う中身のお弁当」「バイトテロ」などニュースで見たことのある話題が多くありますね。上記は“嘘”や“反社会行為”などのネガティブな要青が商品に加わってマイナスのクチコミが起こってしまった例です。こういったクチコミを起こしたくない場合は、自身が保有する商品にそのような要素を加えないことが重要になります。

逆に、あえてこういったクチコミを起こしたい場合は、適切にタブーを加えることも考えられます。「ガールズチャンネルのトピック」は適切にタブーに触れて話題を起こしたという意味では、唯一のクチコミの成功事例と言えるでしょう(倫理的に良いかどうかということはありますが)。

タブーを用いればクチコミが起こる―――。とはいったものの、これに関する施策を考える場合には充分な注意が必要です。

要素図中のクチコミの内容はほとんどが失敗事例なので、自身の商品特徴を踏まえた上で“タブー”を用いるべきか否かをまずは考えるようにしましょう。

タブーはネガティブな感情になってもクチコミをしたくなる

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送り手と受け手の感情散布図を見てみると共にクチコミ時に、嫌悪、軽蔑、怒りとネガティブな感情がある一方で、“好奇心”というポジティブな感情もあることがわかります。

不思議ですね。話す方も聞く方も感情の一部がネガティブになっても、タブーに触れていることはクチコミをしたいし、聞きたくなるということです。そう、“してはいけない”“やってはいけない”などタブーの要素があると、生活者は関心を持ち、会話を始めるのです。

話は変わりますが、私は子供の頃によく言われました。「決してあの木に登ってはいけないからね。危険だから」・・・その後、私は何をしたか?もちろん、その木に登りました!タブーだと知っていたから。

ターゲットは“ネット掲示板”をよく訪問する生活者

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要素図中のクチコミのツールを見てみると、受け手は Face to Face の次に「ネット掲示板(2ちゃんねる、など)の書き込みを見て」タブーに触れている商品・サービス・出来事のクチコミを受け取る傾向があることがわかります。

タブーに関するクチコミを起こしたい場合は、こういったネット掲示板に書き込みをする生活者、あるいはよく閲覧する生活者をターゲットにすることも考えられます。

ただし、こちらも充分な注意が必要です。ご存じの通り、タブーに触れている商品のクチコミはほとんどがマイナスなものなので、それが一度掲示板に広がってしまうと取り返しのつかないことになります。

何度も言いますが、自身の商品にタブーを用いるのが適切かどうかよく見極める必要があります。

 

以上が今回のクチコミ要素図の分析です。

次回は“生活者の笑いを引き起こす商品・サービスのクチコミ”についてご紹介します。

  • ●記事内データの出所
  •  -myアンケート(ドゥ・ハウス)調べ
  •  -調査期間:2014年02月17日(月) ~ 2014年02月19日(水)
  •  -対象者属性:男女/20~69歳/全国
  •  -サンプル数
  •   ・クチコミの送り手:2,551サンプル
  •   ・クチコミの受け手:2,310サンプル
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岩田 遼|株式会社ドゥ・ハウス 店頭プロモーション事業部

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