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FB開設の承認を得るため、講師を呼んでセミナーを開催|「若い世代への種蒔きとして、長期的な目で運営しています」|GOODYEAR Japan



クルマの主役が車体なら、その名脇役は「タイヤ」。一見地味に思われがちなパーツですが、実はこだわりをもつファンが多いのも特徴です。中でもF1レースで368勝の記録をもつGOODYEAR Japanさんのファンはとてもコア。

そこで、Facebookケーススタディ第5回では、1898年からタイヤ業界を牽引してきた歴史を誇るGOODYEARさんにお話を伺ってきました。現在ファン数は25,000に迫り、投稿記事も「いいね!」やコメントで賑わう人気ページです。

でも、立ち上げのときは大変苦労されたとか…。さっそく詳しくお聞きしてきました!

FBページの立ち上げから運営まで一手に手がける鈴木さん。「FBの更新は、好きじゃないとできないと思いますね」

本国アメリカでは即OK。
でも日本ではなかなか許可が下りなかったんです

 

FBページの運営を開始した背景をお聞かせください

立ち上げのきっかけは、私自身が個人でFacebook(以下FB)をやりはじめたことなんです。その前は会社のブログをやっていましたが、ブログだと読者の方からの反応が見えづらくて、あまりやってる実感がなかったんですよね。

その点、FBは「いいね!」等で反応がすぐ返ってくるので面白いと思いました。やっぱり、自分が書いたものに対して共感されているかどうかを知りたいですよね。

そこで、企業のFBページも運営したら面白いかなと思ったのがきっかけです。2011年5月に個人FB、同8月から企業のFBページをスタートしました。立ち上げたときは日本のFB人口は400万人程度だったと思います(現在は1,300万人以上)。

 

個人のFBページから会社のFBページ立ち上げまで、たった3ヵ月とは!とても早いですね。

いやいやもう、この3ヵ月が大変だったんですよ…(笑)
GOODYEARは本国がアメリカですので、何かをスタートさせるにはすべて本国の承認を取らないといけないのですが、アメリカはFB自体が相当浸透しているので、承認は1枚の申請書で即OKが出たんです。

ところが問題は日本です。。(笑)

当時は社長をはじめ社員のほとんどはFBをやっていない環境でしたし、「FBってなに?」から始まるわけです。そこで、FBに詳しい講師を会社にお呼びして、マーケティング部を会議室に集め、「FBとは」というセミナーを開きました(笑)

 

おお!社長をはじめ、全社員の理解を仰いだのですね。

はい、その後、みんなにFBページを開設してもらいました。でもそれだけでは終わらず、やっぱり企業ですからネガティブな思考が優先するんですよね。「ネガティブコメントがついたらどうするのか」とか「炎上したら誰が責任取るんだ!」とか、いろいろ言われました。

ですので、それらをまとめて資料を作り、「ソーシャルメディア運営の必要性」「FBとWebの違い」「リスク対策」「目的」「運営方法」等細かく書いてプレゼンしたんです。それでやっとOKがもらえました。

ミーティングスペースには様々なタイプの車のイラストが。

FB運営は若い世代への種蒔きだと思って
長いスパンで考えています

 

すごいですね!FBページスタートへの熱意が伝わってきます!
プレゼン資料にお書きになった「FB運営の目的」についてお聞かせいただけますか。

はい、何事も、スタートするなら目的がないといけないと思います。GOODYEARがFBを運営する目的は3つあって、

1.GOODYEARブランドのPR
2.ユーザーとのコミュニケーション
3.若い人たちにGOODYEARを知ってもらうための長期的な種撒き

だと思っています。

現在のファンの属性は30代~40代が多く、男女比は6対4。ですが、もっと若い世代にもFBを通して今からGOODYEARを知っていただいて、その方々が車を買う年代になったときにGOODYEARを選んでいただけたらなと思っているんです。ですから、すぐに結果は出ませんが、長い目で見た種撒きをしていきたいと思っています。

車離れと言われて久しいですが、GOODYEARはタイヤにファッション性を追求していることもあり、若い世代に受け入れられやすいのではと思っています。実際、FBで取ったアンケートでも、タイヤにファッション性を持たせたものを求める声が多かったんですよ。
 

なるほど。投稿の際、心がけていらっしゃることはありますか?

「画像は必ず掲載」「文章は短く」を心がけています。でも投稿内容も投稿回数も、特にガッチリ決めないで運営しているんですよ。更新自体は私ひとりですが、社内でディスカッションしながら内容を決めたりもしますね。投稿の時間帯は朝イチが多いです。

反応のよかった投稿は、最近だと昨年末。羽田空港の手荷物コンベアに広告を出した際の写真をポストしたら、1,500近くの「いいね!」をいただきました。年末年始の帰省ラッシュを狙った広告&ポストでしたので、「見ましたよ!」とか「目立ってましたね!」等、いろんなコメントをいただいて、ありがたかったですね。

昨年2012年12月19日、羽田空港の手荷物コンベアに広告を出した際のFBの投稿写真はコチラ♪

 

今後の目標を教えてください。

年末までにファンを4万人にしたいですね。やっぱり母数がないと広がっていかないと思っていますので。そして、ファンと密にコミュニケーションを取り、FBから得た情報をゆくゆくは商品開発に生かしたいと思っています。たとえばファンの方々に「どういうデザインがいいですか?」とお伺いしてディスカッションしてもらい、その内容を商品につなげていけたらと考えていますが、でもそれをするにはまだファン数が少ないと思っています。ですので、ファン数を増やしつつ、コアなファンを獲得していきたいです。

社内の説得方法から運営の目的まで、とても勉強になりました。
ありがとうございました!

GOODYEARのファンは30代~40代、F1でセナ(アイルトン・セナ)とかプロスト(アラン・プロスト)とかが活躍し、GOODYEARが368勝していた時代のF1ファンが多いです。「F1=GOODYEAR」という世代のコアなファンを大事にしつつ、若い世代にもアプローチしたいです。(鈴木さん)

あのアポロ14号に乗って、月面に人類初のタイヤの跡を残したのも、GOODYEARの「ムーンタイヤ」です♪

取材を終えて

「FBは、好きじゃないとできない」って、本当にその通りだと思いました。個人のFBを使いこなして楽しんでいると、企業のFBでも慣れた雰囲気がファンに伝わるように思います。その点、鈴木さんは出張であちこちを飛び回って忙しいにもかかわらず、とても楽しんでFBを運営されているように感じました。また、好きだからこそ、苦労しても上層部を説得し、公式FBページを立ち上げることができたのですね。

そして、写真は掲載できませんが、オフィスがとてもカッコよかったです!通路ですれ違った方々も皆様とてもオープンに接してくださり、感激。会社の雰囲気やスタッフのお人柄って、やっぱり商品やFBの雰囲気に影響するのですね。人が会社を作っているのだなあと再認識しました。

余談ですが、今は車を所持していないヒラモト、でも実は運転が大好きです。なかでもSUVのように大きな車に目がありません。そう言うと、「やっぱりそうなんですよね、最近はSUVが人気なんですよ。昔はスポーツカーが人気だったんですけどね」と教えてくださいました。

時代と共に車のカッコよさが変わるなか、もっと若い世代はどんな形が好きになるのでしょうか。若者の車離れと言われていますが、車もタイヤも時代にあわせて変わっていくのですね。

Facebook ケーススタディでは、「うちもFacebookを立ち上げたくなった!どうやるの?」「Facebookを運営してるんだけど、すごい手間がかかる。どうしたらいい?」等々のお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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ヒラモトキエ|株式会社ドゥ・ハウス プロモーション部

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