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豊富なデータを徹底してアクセス解析!|1記事への反応を「打率」計算して次の投稿につなげています|ヤマハ音楽部

「音楽って、すごい!」と感じること、ありますよね。一緒に音楽を聴いたり楽器を演奏したりすると、なぜか心が通い合う気がするのは私だけではないはずです(キッパリ)。そんな「音楽の楽しさ」を伝えているのが「ヤマハ音楽部」のFacebookページ。1投稿への「いいね!」数が平均100、多いときは200~300近くにも上る人気ページです。

その人気記事は、どうやって生み出されているのでしょうか?Facebookケーススタディ第3回では、ヤマハ音楽部のみなさんにお話を伺ってきました♪

各部門が運営するFacebookページを、
会社がしっかりバックアップ

左から、鞍掛(くらかけ)さん、ヤマハ音楽部タケさん、ヤマハ音楽部ハルさん、ヤマハ音楽部けんさん、広報部礒部さん

 

どのような経緯でFacebookページを開設されたのですか。

ハルさん

もともと、企業の情報発信やお客さまとのコミュニケーション自体は、2005年からブログで行っていたんです。2010年頃から時代の流れで各企業がFacebookやツイッターを開設するようになり、SNSはやってみないと分からない部分がありますので、当社でも開設に踏み切りました。

開設に当たっては、上司の鞍掛が新しもの好きなので(笑)強力に後押ししてくれました。社内ガイドラインの整備もあり、ブログからFacebookやツイッターにスムーズに移行することができたと思います。

紅一点のメンバー、マネジャーのハルさん♪

 

ソーシャルメディアに取り組む体制ができているのですね。

礒部さん

その頃は他企業さんも試行錯誤されていた時期。SNSで炎上したりいろんな事故が起きているのを目の当たりにしていたので、会社としてのガイドラインを定めました。それに則って、2011年9月に「ヤマハ音楽部」のFacebookとツイッターのチームをスタートさせました。

現在は各部門それぞれに任せてFacebookやツイッターなどさまざまなソーシャルメディアのアカウントを運営していますが、会社として運営にあたってのアドバイスもしっかり行っています。社内で毎月ソーシャルメディアの勉強会を行っているんですよ。全社として向上していきたいと思っています。

本人のキャラを前面に出して、真っ向から勝負!
投稿内容に王道はないので、手を変え品を変え工夫しています(笑)

現在ヤマハ音楽部は「タケ」さん、「ハル」さん、「けん」さんの3名で運営されていますね。

タケさん

当初はキャラクターを立てる話もありましたが、鞍掛の鶴の一声でそれはなくなりました(笑)

鞍掛さん

はい、キャラを作らず、本人の元々のキャラを前面に出して真っ向勝負しろ!と言いました(笑)そのほうがファンの方々と本気で向き合ってる感じがすると思うんですよね。

ヤマハ音楽部の部長、タケさん。

 

なるほど。どんな内容の記事を投稿するようにしていますか?

けんさん

現在1日平均3投稿くらいしているのですが、投稿の内容はお客さまの反応にあわせてどんどん変化しています。大きく3つをあげると、

  1. 1年前はマメ知識系の投稿、「ベートーベンの誕生日」や、「ジングルベルの歌詞」などの豆知識が好まれる傾向があったのですが現在は楽器関連の投稿を多くしています。いろいろな場所にある素敵なパイプオルガンをシリーズで紹介したり、懐かしい楽器を紹介すると読者のみなさんが喜んでくれるんです。ファンの年齢層も購買層も共に35歳~44歳ですし、運営している僕らも中年の域に入っていますので、みなさんと感覚がシンクロしているのだと思います(笑)
  2. また、以前は1投稿のボリュームを短くまとめる方がお客さまに読んでいただける率が上がると言われていたので、簡潔にまとめて書いていたのですが、最近はむしろ熱く書いたほうがいいという風潮で(笑)、熱く、長文で書くこともあります。ただ、長文を書くときは自分の感想や結論を先に書いて、詳細を後に書く、等の工夫はしています。これも鞍掛のアドバイスです(笑)
  3. それから、以前と比べて世の中的なイベントを考慮するようになりましたね。たとえばバレンタインの日は他企業さんもバレンタインにちなんだ投稿をされますよね。きっとタイムラインにはバレンタイン関連の記事が並ぶと思われるので、うちはあえて全く関係のない投稿をしたりしています。

当初はFacebookの「イベント情報」機能を使って大小さまざまなイベント情報を掲載していましたが、そればっかりだと読むほうは面白くないと思い、「音楽の楽しさを伝えていく」ことにシフトしました。(けんさん)

1日3投稿!ネタを考えるのが大変だと思うのですが、投稿で心がけていることは?

けんさん

職業病なのか、いつもネタを考えていますね(笑)ただ、反応のいい投稿というものに、王道はないんです。同じような投稿だと飽きてしまうので、手を変え品を変えというかんじです。

投稿で心がけているのは、時間、内容、テキストのボリューム、写真、リンクの仕方…、
もうあらゆる角度から試しながら読者のみなさんが読みやすいように工夫して投稿しています(笑)最初は業務時間内に更新するようにしていましたが、昼の2時から音楽の話をする人はいないのではないかと気付いて(笑)

今では夕方以降や休日にも更新するようにしています。

エンゲージメント率を「打率」換算!
「アクセス解析する前と後では打率が全然違うのが励みです(笑)」

投稿内容に関して本当にいろいろな角度から工夫されているのですね

けんさん

はい、それもこれも、実は詳細なアクセス解析に基づくものなんです。もともと私はヤマハのグローバルウェブサイトを統括する部署でブログとアクセス解析を長年担当していたんです。ソーシャルメディアに取り組む以前から、自社サイトやブログの効果測定を担当してきたことが、今の活動に生きているんです。

先ほども申し上げた、投稿時間帯、記事の内容、テキストのボリューム、写真の内容、リンクの仕方などは今までFacebookで試してきたさまざまな投稿から割り出したものです。

実はうちのFacebookページのエンゲージメント率の換算の仕方には独特な指標がありまして、各記事のエンゲージメント率を「打率」で換算しているんです。月平均の「いいね!」数でエンゲージメント率を出してしまうと、1つ人気の投稿があっただけでその月の値が高くなってしまいます。たとえば有名なアーティストの記事を掲載して「いいね!」数が多かった場合、その月のエンゲージメント率が高くなりますが、同じ月の他の記事はあまり反応が良くない場合もあります。なので1記事1記事を対象として独自に「打率」を計算し、指標としているんです。

こういう内容の投稿をこの時間帯に出したら打率はこれくらいだった、次はこうしてみたらどうなるだろう?というように詳しく調べ、対策を練って次の投稿につなげています。「今月はイチローより打率高いぜ!」とか言いながらわいわいやってます(笑)

これがけんさんが考案したヤマハ音楽部独自の「打率」リスト!

 

なるほど!だからいつも反応がとてもいい記事を投稿ができるのですね!

けんさん

1日3記事の投稿も、球数を打たないと傾向値がわからないという理由もあります。解析データを見るのが趣味なので、休日は会社PCを見れなくてストレスですね(笑)

うちではFacebookページ自体のファン数よりも、それぞれの記事の「いいね!」数を重視しているんです。解析する前とあとでは結果が明らかに違うので、それが原動力になっていますね(笑)Facebookの魅力は「いいね!」「シェア」「コメント」などみなさんのいろんな反応をダイレクトに感じることができるところだと思います。これからも、たとえばファン、非ファンにそれぞれ広告を出してみたり、クリエイティブでどれだけ反応がよくなるかを見て効果検証し、ノウハウを積んで各部門とシェアしながら社全体に連携していこうと思っています。

今後の目標はリアルな人間関係に発展させること。学祭をやったり本を書いて印税生活できたら面白いですね(笑)

アクセス解析と効果検証の重要さを再確認しました!ありがとうございました!

Facebookページの最近の投稿から。音楽に関するクイズや、懐かしい楽器の紹介等、楽しい内容ばかりです♪

取材を終えて

「徹底的にアクセス解析し、その結果から次の打つ手を考え、また効果検証する」…頭では分かっていても、一連の流れを行うには時間もかかるし、創意工夫に頭も使うし、ひとりの力ではなかなか難しいもの。

その点、ヤマハ音楽部はチームでの協力・連携ができているところが強みのように感じました。ひとりでは大変なことも、仲間で協力しているからできることがあるのですね。そして「音楽を楽しむ」の言葉通り、音楽を愛する気持ちや音楽の楽しさを伝えたいという気持ちからの投稿である点が共感を集めているのかもしれません。

今回の取材、仕事で伺ったのにずっと笑ってばかりの楽しい方々でした!音楽もいいし、ヤマハ音楽部のみなさんも本当に「いいね!」

Facebook ケーススタディでは、「うちのFacebookページも取材にくれば?」「取材はあとでいいから、情報交換しようぜ!」等々のお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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ヒラモトキエ|株式会社ドゥ・ハウス プロモーション部

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