商品コンセプトをビジュアルに置き換えたら何が起こるか?商品理解を促進するビジュアルコンテストの事例紹介
Original Update by Jody Roberts
Facebookにおける企業と生活者のコミュニケーションを通して、文字(テキスト)を写真(ビジュアル)に置き換えることの効果を実感する機会が多いと思います。
情報過多の社会の中で、ひと目で興味を惹くビジュアルがあってこそテキストを読むきっかけを作れます。またスマートフォンや、写真・動画の共有サービスに慣れ親しんだ生活者が一般的になってきた背景もビジュアルによるコミュニケーションの重要性を高めるきっかけになっています。
このようなビジュアルの持つコミュニケーション力とソーシャルの力を上手に引き出し、クチコミを生むコンテスト形式のキャンペーンを、世界中で使われるビジュアルを発信し続けてきたGettyImages社が展開しています。
ビジュアルは言葉の壁を越える Vis-It!
このキャンペーンはサイトが出す3つのテーマに合うビジュアルを、GettyImagesが保有するストックフォト110万点の中から参加者自ら検索し、投稿することで応募となります。
参加者が選んだビジュアルはGettyImages社のFacebookページに自動投稿され、Facebookページ上で「いいね!」されたり、コメントがついたり、シェアされることで参加者自身もレスポンスを楽しむことができます。また参加者の選んだ美しいビジュアルでFacebookページが彩られる効果もあります。
参加者によって選ばれたビジュアルは、Facebook上での反応も参考にされながら審査員によってコンテストされます。そこで賞に選ばれたビジュアルはまた多くの人にシェアされていくことになります。
- 110万点の美しいビジュアルと連携
- ユーザ参加型
- コンテスト形式
- Facebook連動
このキャンペーンに詰められた上記の要素を、我々は企業と生活者とのコミュニケーションに活かせないかと考えます。
■参加者自ら商品コンセプトのビジュアルイメージを考える
例えばGettyImagesの出すテーマを商品コンセプトに換えて、参加者に問うてみます。参加者は商品コンセプトにマッチする写真をGettyImagesの美しい110万点のストックフォトの中から自由に選択し応募します。
参加者は自らコンセプトに合うビジュアルイメージを考え、探すプロセスを経ることで、商品のことを深く理解し自分が発見した美しいビジュアルとともに心に焼き付けます。
■110万点のビジュアルからユーザ視点のイメージが発掘できる
参加者がGettyImagesの110万点のストックフォトから商品のコンセプトに合うビジュアルをフリーワード検索で探す過程は、膨大なビジュアルの中からユーザ視点の美しくマッチした商品イメージを発掘する企業の作業を代行してくれることになります。
参加者が自ら探したユーザ視点の美しいイメージを商品のビジュアル戦略の武器として使うことができます。
■Facebookと連携しクチコミを生む
参加者が選び応募した写真は、商品のFacebookページに投稿されます。商品のFacebookページが商品コンセプトとマッチした美しいビジュアルで彩られるとともに、ソーシャルな空間で商品に関わる美しいビジュアルがクチコミで広がっていきます。
コンセプト(文字)を美しいビジュアルに置き換える
そのビジュアルを生活者自身に110万点の写真から選んでもらう
このアクションを通すことで、商品のコンセプトを生活者に直感的に心から理解してもらうための体験と、その体験をより広く伝えるためのビジュアルによるメッセージを作ることができるキャンペーンになります。
文字を写真に置き換えるコミュニケーションから一歩進めて、生活者自身にビジュアルに置き換えてもらう。そんなコミュニケーションを考えてみてはいかがでしょうか。
■関連サービス
Facebook連動コンテストキャンペーン
美しいビジュアルを活かしたコンテストキャンペーンです