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ファン層に合わせた秀逸なキャンペーンが大人気!|チェキ、アスタリフト、そしてデジカメ…商品ごとに様々なターゲットを抱えるFBの運営方法とは?|富士フイルム株式会社



みなさま写真はお好きですか?思い出作り、記録、ブログやFacebookの掲載用…目的は様々でも、捉えた瞬間を閉じ込めて永遠に残してくれる写真はやっぱり魅力的ですよね。

ということで、Facebookケーススタディ第9回では、富士フイルムさんに登場していただきます♪開設からわずか1年でファン数35,000超え、キャンペーン時は「いいね!」数が8,000を超えるほどの人気ページです。

商品ごとに様々なターゲットを抱えていらっしゃる富士フイルムさんならではの運営方法とは!?詳しくお聞きしてきました!

立ち上げから運営までを担当する丸山さんと宮本さん。ほか2名の担当者さんと一緒にキャンペーン内容や投稿内容を決めています。

自分の写真が「必ず」富士フイルムのカバー画像になるキャンペーン!
掲載後はシェアで拡散のサイクルへ♪

 

今、FBページのカバー画像を毎日更新されていますね。楽しみに拝見しています♪

宮本さん

ありがとうございます!これは今年1月に募集した「みんなで作る!日めくりカバーフォトキャンペーン」のものです。「応募くださった写真は必ずカバー画像に掲載します」とお約束して、ファンの方から写真を募集したんですよ。ですから今、応募いただいた作品を日替わりでカバー画像に掲載しているところなんです。
 

「必ず掲載」ですか!それはすごいですね。

宮本さん

はい、そこがミソなんです。通常、弊社で行う写真コンテストは、応募いただいた写真の中から皆さんの投票でグランプリを決めますが、今回は「すべて掲載」という形にしました。せっかくご応募いただいたのに、掲載しないのは申し訳ないと思ったんです。応募期間は3週間でしたが、その間300件くらいの応募があったので、毎日更新しても1年分はある計算になります。

応募してくださった方はご自身の写真が掲載されるととても喜んでくださり、Facebookページでシェアしてくださることが多いんですよ。すると、それをご覧になったお友達が富士フイルムのFacebookページに来てくださるので、そこでさらにファンが増えているんです!

3/14、ホワイトデーの日のカバー画像。自然界のハート、ロマンティックですね☆

自分の作品が、富士フイルムのFacebookページのカバー画像になるなんて!

 

おお!なんと素敵なサイクルなのでしょうか!?
ほかにもキャンペーンをされていますか?

宮本さん

キャンペーンは定期的に行っていますが、1番最近では、ファン数が22,222人になったときに実施した「22,222いいね!記念プレゼントキャンペーン」です。「2」が5つあるので、賞品は「ホワイト」「ブルー」「ピンク」「イエロー」「ブラック」の5色のチェキをそれぞれ2名様ずつプレゼントすることにしました。

そうしたら、チェキという商品自体の対象である若い女性のファンが増えたんです。キャンペーンをスタートする前、実は違うプレゼントも候補に挙がっていたのですが、チェキにしたことでファンの獲得につながり、正解だったかもしれません。

※注 なんと、ファン数「22,222」の記念だったはずが、この取材のあとに、ファン数が「33,333」人を超えるほどの人気になったため、急遽チェキのプレゼント人数が3名ずつに変更されたほどです!チェキ人気すごい!
 

なるほど!ついついキャンペーンのお話に夢中になってしまいましたが(笑)
ところで、そもそもFacebookページの立ち上げの際は、どんな背景があったのでしょうか?

丸山さん

富士フイルムでは今までいろいろな調査を行ってきましたが、その結果を見ると弊社がお客様に持たれているイメージは「技術力」「伝統」「先進性」という、どれもハードで硬いイメージだったんです。

ですから、富士フイルムに対して、お客様にもっと親しみを持ってもらいたいという思いがありました。くつろいだイメージを持ってもらったり、富士フイルムを身近なものに感じて欲しいなと。

Webサイトだとやはり正しい情報をきちんとお伝えするという目的があるため、親しみやすさというものはうまく表現できません。ですから、親近感を持ってもらうにはやはりソーシャルメディアなのではないか、そして、Facebookなら実名登録なので安全なのではないか、という流れでFacebookを立ち上げました。

立ち上げの話が出てからは、手段が目的化してはいけないということもあり、「なぜFacebookなのか?」「私たちは何をしたいのか?」「何をするためのSNSなのか?」ということを徹底的に議論しました。

 

なるほど、親しみやすさを表現なさりかったのですね。
立ち上げから今まで、どんな流れで運営されていたのでしょうか?

丸山さん

2012年4月に立ち上げてちょうど1年ですが、はじめにこの1年を4クオーターに分けてスケジュールを立てました。

  • 第1クオーター:Facebookの運用を軌道に乗せる期間
  • 第2クオーター:キャンペーンを行い、ファンを獲得する期間
  • 第3クオーター:ファンの定着を図る期間
  • 第4クオーター:再び集客、そして既存のファンの固定化も狙う期間

「集客の施策」と「既存ファンとのエンゲージメントを高める施策」を交互に繰り返しながら行っています。いっぺんに2つをやるとどっちつかずになってしまうので、離脱を防ぐ意味でも工夫しています。

集客、エンゲージメント率をあげるために様々な広告を出しましたが、そのときのキャンペーンなど内容に合ったターゲット(男女、年代等)向けに出稿するようにしています。たとえば今回の「22,222」キャンペーンのように、賞品がチェキであれば、ターゲットを若い女性にしたり、という具合です。

ファンが5,000人になったときに、Facebbok上で「どんなプレゼントがほしいですか?」と聞いてコメントに書いてもらったことがあるんです。そこで得た答えを元に、ファンが1万人になったときに、実際にプレゼントキャンペーンを行いました。デジタルカメラ、フィルム、チェキ、アスタリフト、オリジナル商品…いろいろなご意見をいただくことができ、感謝しています。このような形で、基本的にすべてユーザー参加型のスタンスでやるようにしているんです。

作っている商品が様々だからこそ、
キャンペーンやポストはその都度ターゲットを決めています

 

Facebookの運営はどのような形で行っていますか?

丸山さん

基本的には4人のチームで週1回集まって編集会議を行い、企画・アイディアを出し合って運営しています。そのほか月1で宣伝部、広報部、CS推進室の担当者も交えた定例会を行って、情報収集もしています。先月の振り返りと、来月のイベント等の予定の確認をしますが、Facebookの場合は鮮度の高い記事を載せることが大事だと思っていますので、あまり先のことは決めないようにしているんです。

投稿内容については他にもいろいろな事業部に協力してもらっているので困ることはないんですよ。

ファンの方は写真に関してとてもこだわっている方が多いので、投稿する写真にも気を使っています(笑)

 

投稿に関するルールのようなものはありますか?

宮本さん

投稿は、テーマをいくつか決めて、情報が偏らないようにスケジュールを組んでいくという形を取っています。

  • 社員紹介
  • 製品/技術紹介
  • イベント情報(展示会等)
  • 撮影方法(今なら桜の撮影方法等) など

投稿の内容は、硬すぎず、ゆるすぎず、長すぎず、短すぎず…と(笑)調整をしながらやっています。多少文章が長くてもお客様はきちんと読んでくださっていることが分かりましたので、伝えたいことを伝えるようにしています。

また、リンクを貼るのではなく、Facebookの投稿記事の中で内容を完結させるようにしています。リンクに飛んでまでは見ていただけないとも思いますし、飛んだ先のページがスマートフォンに対応していないという場合もありますので。

頻度は週3回。毎日だと1記事あたりのリーチ数が下がってしまうので、1つずつの記事をきちんと見てもらうには、このくらいの頻度が適切だと思っています。

今までは男女比は6割が男性で年齢層も高めだったのですが、今回の「22,222いいね!記念キャンペーン」でチェキをプレゼントにしたら、チェキ自体が若い女性をターゲットにしているものですので、これで男女比が逆転して年齢層も若くなったんですよ(笑)

 

人気だった記事にはどんなものがありますか?

宮本さん

バレンタインデーでチョコ色のチェキを紹介したときや、ひなまつり、節分等、季節に合った投稿が人気ですね。

また、技術紹介も人気で、たとえば先日は写真の技術を応用することで、インフルエンザウイルスに大きな目印をつけて見つけやすくする「高感度検出技術」を紹介しました。こういった医療系のお話も皆さん関心が高いので、反応はいいですね。

そして、社会貢献という観点で言えば、震災で水や泥をかぶってしまった写真を洗浄する「写真救済プロジェクト」について投稿したときも反響がありました。

いろいろ工夫して投稿をしていますが、記事の中に富士フイルムの原点である「写真」という軸をぶらさずに紹介すると反応がいいように思います。たとえば化粧品だけを紹介するのではなく、写真のどんな技術が使われているのか、という背景を添えて書くと反応が全然違ってきます。

最初は「いいね!」数の多い少ないで一喜一憂していましたが、今は反応がいいか悪いか、コメントが多いか少ないか、投稿するときに分かるようになり、落ち着いて観察しています。

 

今後はFBをどのように展開していきますか?

丸山さん

弊社が出している様々な商品は、それぞれターゲットが違います。そのためファンにも様々な方がいらっしゃるので、今後ともそこをうまく調整していく必要があると思っています。

「この記事はどの層に刺さるのか?」ということを考えながら様々な角度から投稿し、それによって弊社のことを知っていただき、何か買うときには弊社の商品を選択肢に入れてもらって、うまくいけばお買い上げいただきたい…と思っています(笑)

でも、我々がするのは、「意識変容」「態度変容」を促すまで。よく「Facebookをやることでいくら売れるのか」なんて言われますが、その先の真の意味のコンバージョンは営業に引き継ぐ形だと思っています。
 

今後の目標を教えてください。

丸山さん

次の1年でファン数を倍増したいところですが、それだけではファンの方とのエンゲージメントが下がってしまうので、今後も「集客施策」と「エンゲージメントを高める施策」のバランスを調整しながら運用していきたいと考えています。

これからも四半期に1度くらいは目玉になる企画を投入予定ですが、何をするのかはその都度みんなで悩みながら考える予定です。集客施策は、チェキで若い女性ファンを獲得できたので、次は違うところを狙わないといけないですね(笑)

キャンペーンでの広げ方、ターゲットの絞り方等、勉強になりました!ありがとうございます!

「コメントは書き込んでいただけるだけで嬉しいのですが、その中でも『こんなサービスを待っていました!』『いつも使っています』等の激励・励ましをいただくと、さらに嬉しいです♪今後もファンの方とのコミュニケーションを意識した運用を心がけたいと思います」(宮本さん)

取材を終えて

素敵な写真が撮れたら、「みんなに見て欲しい!」と思うのは自然なこと。その思いを汲んだ「日めくりカバーフォトキャンペーン」は、まさにアマチュアカメラマンにはたまらない企画だったと思います。もちろん技術面で優れていたり未熟だったりはありますが、唯一無二の自分の写真に、本当の意味での優劣はないはずですものね。

丸山さんと宮本さんにお話を伺い、写真が大好きな方々が運営されているFBページだからこそ、写真が大好きな方々が集まってくるのだなあと感じました。ありがとうございました!

Facebook ケーススタディでは、「うちのFBも素敵だよ!取材しにきて!」「FBの運営で悩みが…相談に乗ってくれない?」等々のお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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ヒラモトキエ|株式会社ドゥ・ハウス プロモーション部

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