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ソーシャルをビジネスに活用するためのヒント集「ソーシャルサクセス」と、FBが連動して実現する世界とは|セールスフォース・ドットコム(salesforce.com)



皆様のオフィスでは、社員の情報共有をどのような形で行っていますか?
Salesforceを活用しているという企業様も多いのではないでしょうか。(弊社もです)

ということで、Facebookケーススタディ第7回は、なんと、クラウドコンピューティング・サービスを提供するsalesforce.comさんにお邪魔しました!BtoBの企業様がどのようにFacebookを活用しているのか!?気になるところです。

それではさっそく行ってみましょう!!

立ち上げから運営までを担当されている、シニアディレクターの小谷さんと、マネージャーの北本さん

インフルエンサーとのリレーションを図り、
FBを含めソーシャルで拡散させるという仕組み作り

 

Facebookを立ち上げた背景を教えてください

小谷さん

Facebook(以下FB)自体は2009年8月に立ち上げていますが、その頃はマーケティング部門の社員が、半ばボランティアのような形で運営していました。

でも、「ソーシャルをいかにビジネスに活用していくか」を推進している会社だからこそ、会社としてきちんとFBの運営をしていきたい、という思いがありました。そして、ただ情報を発信するのではなく、ソーシャルメディア上の有力なインフルエンサーとのリレーションを図っていきたいと考えました。マスメディアではない一般の人だけれども、ソーシャルメディア上で発信力があり、影響力のある方とのコワーキングを図ることを狙いました。

そこで、「インフルエンサーリレーション&ソーシャルメディア」という部署を立ち上げ、インフルエンサーとのリレーションを図りながらソーシャルで拡散させるという仕組みを作り、その一環で2012年6月からFBの組織的な運営をスタートしました。

会社のWebサイトでは製品説明や会社概要を掲載していますが、それに対するFBの位置付けとして、「企業でソーシャル化を推進する」と思ったときのヒントになる場所、情報を提示できる場所にしよう、という位置づけを設定しました。

現在グローバルでのファン数が21万人、日本では12,000人以上。立ち上げ時は2,000人程度でしたので、半年ちょっとでファン数を1万人増やした計算になります。この業界の他社のファン数はおおよそ3,000人程度ですので、比較するとブレイクスルーできたかなと思っています。

 

運営はどのような形で行っていますか?

北本さん

はい、「なぜソーシャルをやらないといけないのか」をきちんと考えつつ、スタート時にソーシャルメディアをビジネスチャネルとして立ち上げるための3本柱を設定しました。①ソーシャルチャネルのデザイン(社内で複数あるFBアカウントの位置付けを明確化) ②ガバナンスモデル ③コンテンツストラテジー についてそれぞれ決めました。

特に、ファンは良質なコンテンツに惹かれますので、③がとても大事だと考えています。また、現在の頻度は違いますが、当初の記事ポスト回数は、多くても1日2回、週に3回とし、量による質の低下を防ぐためのルールづくりを徹底しました。

コンテンツの内容は事前に社内で決め、それに沿って投稿しています。
60%:戦略系(BtoB企業をソーシャル化するためのコンテンツ)
20%:アナウンスメント
20%:プロダクト系

内容は「コンテンツカレンダー」を利用して社内で共有しています。

コンテンツにどれだけ「いいね!」が付くかを見てファンがどんなことに興味を持っているかに注意を払っています。(北本さん)

投稿記事の60%を占める「戦略系」、
「インフルエンサーリレーション」の驚くべきコンテンツ力とは?

 

投稿内容はどのように集めていらっしゃいますか?

北本さん

まず、ソーシャルは「コミュニティを広げて多くの人々に参加してもらうことに価値がある」と考えていることもあり、そのために私たちの部署だけでなく全社が応援してくれる環境作りを重視しています。

たとえば、全社会議や上層部の会議でソーシャルメディア戦略のプランを説明し、ソーシャルが何に役立ち、また今後ソーシャルメディアマーケティングとして、何をしていくのかを社員に理解してもらうよう努めています。

さらに、社内の文化として、ソーシャルがビジネスを推進することは社員全員に理解されていることも手伝って何かあると多くの社員が協力をしてくれるような土台が作られたと感じています。

ソーシャルメディアの運営自体は、私たちふたりで担当していますが、全社を巻き込んで、ソーシャルメディアの活用を推進することで、運営するための強固な体制ができていると日々感じています。たとえば、コンテンツ作成に関してもバックアップをしてくれるので、非常にありがたいですね。

 

各部署からネタを集めるとはいえ、投稿内容に困ることはないですか?

小谷さん

私たちの強みは、そこなんです。
FBでの投稿自体はフローな流れですが、弊社では「ソーシャルサクセス」という、情報をストックするコンテンツマーケティングサイトを持っています。FBと並行して2012年7月から運営していますが、ここでは製品の話ではなく、「ビジネス成果獲得のためのソーシャルメディア活用」として、参考資料、ヒントになることを更新してます。

「eBook」にしている知見に優れた読み物、インフルエンサーの方に執筆をお願いしている「連載」、その他、USが作った資料をローカライズしたものや、デモチームが作った各種デモ、顧客事例等を集めており、非常に専門的で読み応えのある内容になっています。

このようなオウンドメディアを作ることで、ソートリーダーの役割を果たしていると思います。この「ソーシャルサクセス」という強力なコンテンツサイトも、インフルエンサーリレーションと相まって、読者を始め各方面から高い評価をいただいており、弊社の強みだと思っています。

そして、FBではこの「ソーシャルサクセス」の更新をお知らせし、サイトに誘導しています。サイトへの来訪者の半数以上が、ソーシャルメディアから来て下さっているので、ソーシャルが相乗効果になっているんです。これが、さきほどのFBの更新コンテンツ「戦略系」の60%のほとんどを占めていますね。

ですから、FBだけを見ると毎回ポストするコンテンツをどうするのだろうと思うと思いますが、実は裏側の仕組みが大変なんですよ(笑)このコンテンツサイトを更新するための努力を非常にしているんです。ですので、FBのコンテンツが足りないということはありません。

先進的なソーシャルに対する取り組みとして、宣伝会議にも掲載された「ソーシャルサクセス」。「セールスフォース自体のポジショニングがソートリーダーであるため、会社のビジョン、ミッションに沿った形で運営しています」(小谷さん) 週1回更新し、1度に数本の記事を掲載。

 

「ソーシャルサクセス」、すごいですね!ひとつひとつのコンテンツに読み応えがあって勉強になります。FBで反応の良かった記事はどんなものがありますか?

北本さん

2012年12月6日に行われた弊社イベントCloudforce Japanでの「Cloudforce ’12 基調講演 & スペシャルセッション」の告知記事は反響がありましたね。512の「いいね!」、163の「シェア」をいただいています。salesforce.comの創業者であるマーク・ベニオフが、トヨタ自動車 取締役社長 豊田章男や元米国務長官コリン・パウエル氏と、グローバルリーダーとして「イノベーションとグローバルリーダー」について話をしているソートリーダシップ性が高いコンテンツだったため、弊社FBファンからの注目度が高かったと思います。

あとはFB、ソーシャルメディア独自のキャンペーンも行っていて、今年2月に行った「ソーシャル診断」も1,000人超の参加者がありました。

12/6に行われた「基調講演 & スペシャルセッション」では、トヨタ自動車取締役社長 豊田氏、前米国務長官 コリン・パウエル氏、米国salesforce.com社CEO マーク・ベニオフ氏による特別セッション「イノベーションとグローバルリーダー」がライブ配信されました!

 

ほかにはどのようなコンテンツを投稿されていますか

北本さん

ファン数を獲得するだけでなく、弊社自身の活動を知り、また参加いただくことでエンゲージメント率も上げていきたいと思っています。

たとえば、先日のCloudforce Japanに合わせて、「ツイッター募金」を行い、反響がありました。

弊社ではセールスフォースファンデーション(1%ルール)といって「1/1/1モデル」というものがあり、「修業時間の1%」「株式の1%」「製品の1%」を社会貢献活動に費やそうという会社のフィロソフィーがあります。

「ツイッター募金」は、その「1/1/1モデル」をソーシャルメディアで実践したもので、3.11で大きな影響があった地域のお母さま方の自立支援活動の活用資金を集めるために企画されたものです。具体的には、「#cloudforce」「#JOICFP」のハッシュタグを付けて応援メッセージをツイートすると1Tweetにつき100円で寄付できるというプログラムです。

今後もこのように、弊社のフィロソフィーを具現化できるようなソーシャルメディアキャンペーンを行っていきたいと思っています。

2012年12月6日、Twitterで「#cloudforce」と「#JOICFP」のハッシュタグを付けて被災地の方々へ応援メッセージをつぶやくと、1投稿につき100円が、セールスフォースファンデーションからジョイセフに寄付されました。

FBの環境の変化に伴い、
新しいことにチャレンジしていきます

 

「1/1/1モデル」という考え方、とても素敵ですね!さて、今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか

小谷さん

FB立ち上げ以降の第1ゴールとして、「企業がどのようにソーシャルをビジネス活動につなげていくか」ということを念頭におき、戦略や活動を設定していました。

けれどもFBの環境自体が変わっていき、またその流れに合わせるように今年のゴールも少し変わり、「ソーシャルメディアでの活動を、どうやってセールスフォースのビジネスにつなげていくか」がより大事になってきていると思います。

この半年あまりである程度ファン数を獲得できましたが、そのファンを、FBのファンとしてだけでなく、セールスフォースの見込み客にするにはどうしたらいいかを考える段階だと思っています。見込み客を確保するための大きな場のひとつとして「ソーシャルサクセス」があり、その先を今固めているところです。

「インフルエンサーリレーション」「1/1/1モデルをソーシャルで広げる」という取り組み、とても素敵です。勉強になりました!ありがとうございました!

「ソーシャルサクセス」という形を取っているのは日本とUKだけ。本社のアメリカではブログという形を取っていて、社内のライターが100人単位で執筆、高頻度でコンテンツを上げています。

取材を終えて

FBを運営する多くの企業様が日々のネタ作りに頭を悩ませている中、セールスフォースさんの場合は「FBのネタを作るため」ではなく、その先にある母体となるコンテンツサイト「ソーシャルサクセス」を充実させることで、FBに関しては自然にネタが生まれているのですね。作りこんだコンテンツを読めることは1ファンとしてとてもありがたく思っています!

一方で、FBではタイムライン上にどんどん流れてくるコンテンツの中から自社のポストに目を留めてもらうべく、インパクトのある画像、短い文章、ポスト内で完結させる、という形を取る企業様も多い状況です。その中でセールスフォースさんの投稿は、あえて他サイトの「読ませるコンテンツ」へ誘導していく形をとっているところが新鮮で、またコアなファンが付いてくる理由でもあるのだなと感じました。そのコンテンツを読んでファンになった方々が今後セールスフォースさんの見込み客になるという流れは、とても自然な気がします。

読み応えのあるコンテンツの数々、これからも熟読させていただきます!

Facebook ケーススタディでは、「うちのFBも取材しにおいで!」「FBの運営を始めたいのだけど、どうやるの?」等々のお問い合わせをお待ちしています。ぜひお気軽にご連絡ください。

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ヒラモトキエ|株式会社ドゥ・ハウス プロモーション部

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